◆医療・福祉・介護・保健における適切なケアに関して協議・研究し、教育と普及に努めます。


■第6回キャリアアップセミナー
「認知症ケアとケアコミュニケーション」

今回は平成25年7月28日に行われたセミナーの模様をご報告します。

■第6回セミナー 「行動心理症状の理解と対応」
〜認知症の行動・心理症状(BPSD)への対応を考える〜


第6回キャリアアップセミナー概要




第6回セミナーのテーマは、 「行動心理症状の理解と対応」。
まず始めに、東京都介護福祉士会の白井幸久先生より、先ごろ厚生労働省から発表された「今後の認知症施策の方向性について」の概要説明が行われました。
これから求められる介護とは、従来の「入浴・排泄・食事の三大介護」から「心身の状況に応じた介護」へと転換し
個別ケアの必要性が強調されていることから、寄り添う介護・尊厳を支えるケアが重要であることが解説されました。




引き続き、この趣旨を踏まえた上でのワークショップが行われました。
ワークショップの課題は、介護の現場を描いた短いビデオ映像を2本見ていただき、利用者の困っていることは何か、原因として考えられる理由、起こりうる危険性、利用者が持っているプラスの側面をどのように活用するか等を分析し、介護者の望ましい対応を探る、というものです。





参加者の皆様には、1グループ4〜5名の8つのグループに分かれていただき、グループごとに模造紙やホワイトボードを用いて意見をまとめ、発表していただきました。
熱気あふれるディスカッションに引き続き、それぞれに工夫を凝らした発表が行われました。


このワークショップを指導・総括した日本福祉教育専門学校の初貝幸江先生は、「いろいろな意見や考え方があって大変参考になりました。皆さんのアセスメント力に期待しています」との言葉が参加者の皆様に贈られ、今回のセミナーは盛況のうちに終了しました。